どうも、みなさんこんにちは、よしです。
この記事では、ソフトウェアの一種である「アプリケーション」について 解説します。
「アプリは何故アプリと呼ばれているのか?」、
「アプリケーションの役割は何か?」、
を説明しながら「アプリケーションとは?」についてわかりやすく解説します。
ほな、いきましょう!
よし
Contents
アプリケーションとは?
アプリケーションとソフトウェア
アプリケーションの説明をする前に、その上位概念であるソフトウェアについておさらいをします。
ソフトウェアとは、「マウスやディスプレイなどの装置をどのように制御するのかをCPUに教える指示書」でした。
ご存知の通り、ブラウザ上でマウスをクリックすると、あるときにはページが戻り、あるときにはページが進みます。マウスの視点に立てば、クリックという全く同じ操作をしているにもかかわらずです。
この動作の違いを生み出しているのがソフトウェアです。ソフトウェアが、例えば「この状況におけるクリックは『戻る』を意味する」と判断し、CPUへ「前のページを表示しろ」と指示しています。
このソフトウェアによる装置の制御パターンの数は無限大です。ソフトウェアを書くことによって装置を自由に操作することができます。
言い換えると、ソフトウェアの作り次第で、様々な機能を提供することができるということです。
そして、人々の要求に応じて様々なソフトウェアが開発されてきました。音楽アプリやメッセージアプリ、地図アプリや動画アプリなど、皆さんも使用されていることでしょう。
このように、人々のニーズに合わせて特定の機能を提供するソフトウェアがアプリケーションの正体です。
アプリケーションの意味
「アプリケーション」、通称「アプリ」とは、アプリケーションソフトウェア(Application Software)の略で、日本語では「応用ソフトウェア」と呼びます。
応用とは、「具体的な個々の事例にあてはめて用いること」です。言い換えると、応用ソフトウェア、つまりアプリケーションとは「人々の具体的なニーズにあてはめて開発されたソフトウェア」ということです。
例えば、音楽を聴きたいという人々の具体的なニーズを満たすために開発されたソフトウェアが音楽アプリケーションです。
また、アプリはなぜアプリと呼ばれているのか?それは「応用ソフトウェア」の名称を英語にした頭文字が省略されて呼ばれているからです。
アプリケーションの理解を深める
アプリケーションの具体例
理解を深めるために、音楽アプリとメッセージアプリについて考えてみましょう。
音楽アプリは、音楽観賞を目的に開発されたアプリケーションです。そして、メッセージアプリは、家族や友人同士でメッセージを伝えることを目的に開発されたアプリケーションです。
これらアプリケーションの動作を簡略化すると次のようになります。
音楽アプリ
メッセージアプリ
この動作を見て気付くことはありませんでしょうか?
それは「音楽アプリもメッセージアプリも、ディスプレイに表示したり、タッチスクリーンやマウス、キーボードから指示を受けたり、スピーカーから音を出したり、インターネットからデータの送受信をしている」ということです。
実際、この二つのアプリケーションに限らず、ほとんど全てのアプリケーションは、ハードウェアを使用してユーザへ機能を提供しています。
本来、これらのハードウェアを操作するには複雑な手順を踏む必要があります。そのため、その複雑な手順をアプリごとに実装していては非常に効率が悪くなります。
よって、ハードウェアを操作する処理をどこかで一元管理し、アプリケーションはその管理者に「これをディスプレイに表示して」、「この音をスピーカーに流して」と指示するだけに留めるのが合理的な設計と言えるでしょう。
アプリケーションを支えるソフトウェア
このように、ハードウェアを操作する処理を一元管理し、その複雑な処理を意識せずアプリがハードウェアを使用できるようにしている、言い換えると、ハードウェアに依存した処理を隠蔽してくれているのが、「オペレーティングシステム(OS:Operating System)」です。
代表的なオペレーティングシステムには、WindowsやmacOS、Linuxなどがあるのはご存知でしょう。また、スマートフォン向けのOSとしては、AndroidとiOSが市場の大多数を占めています。
アプリケーションは、ハードウェアの処理などをオペレーティングシステムに依頼し、代わりに操作してもらうことで動作しています。この処理の依頼の仕方は、各オペレーティングシステムによって異なっています。
そのため、オペレーティングシステムが異なればアプリケーションも専用に開発し直す必要があります。
二種類のソフトウェア
ここまでを整理すると、アプリケーションはメッセージアプリや音楽アプリに特有の処理、つまり個々の事例を処理するソフトウェアであり、オペレーティングシステムがハードウェアなどの操作を処理するソフトウェアです。
このように、ソフトウェアは、アプリケーションとオペレーティングシステムの二つに大別することができます。
アプリケーションとオペレーティングシステムの間に位置し、オペレーティングシステムの機能を隠蔽化しているソフトウェアを「ミドルウェア」と呼びます。
また、このミドルウェアとオペレーティングシステムを合わせて「システムソフトウェア」と呼びます。
ソフトウェアは、アプリケーションとシステムソフトウェアの二つに分類できる、という考え方も存在します。

もしアプリケーションがなかったら?
ここまでの説明で、「アプリケーションとは、ソフトウェアの一種であって、人々の具体的なニーズを満たすために開発されるソフトウェアだ」ということがお分かりいただけたかと思います。
では、もしスマートフォンにアプリケーションが一つもインストールされていなかったら、どうなるのでしょうか?
これは、電話をかけたり、メッセージを送り合ったり、音楽や映画を鑑賞できない状況と言えます。
つまり、アプリケーションがないと、スマートフォンは全く役に立たないただの鉄の塊になってしまいます。
逆に言うと、アプリケーションとは、「開発者の創意工夫で様々な価値を生み出すソフトウェア」だと捉えることができます。
スマートフォンのハードウェアを刷新することなく、アプリケーションをインストールすることによって、新しい価値を享受し続けることができるのです。
まとめ
最後に、ここまでの内容を振り返ってまとめたいと思います。今回、「アプリケーションとは?」について解説して来ました。
アプリケーションは、
を解説しました。
また、アプリケーションの特徴として、
を説明しました。
ということで、今回は以上になります。
よし
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ほなね!